2012年11月14日水曜日

ドンキョーナとチュラ

ドンキョーナとチュラ
バスク地方のドンキョーナとチュラ
バスク地方(フランスとスペインの国境あたり)の弦楽器と笛。

長方形の箱型弦楽器はドンキョーナ。腕に抱えてスティックで弦をたたき、リズムをとって和音を鳴らせる打弦楽器だ。打弦楽器といってもメロディーを奏でるのではなく、太鼓のようにバンバンとたたくので「弦鼓(string drum)」という呼び方もあるようだ。

右手に持っている笛はチュラ。片手笛なので穴は3つほど開いてるだけ。ドンキョーナの伴奏でメロディ担当。

ドンキョーナとチュラはいつもセットになっていてイベントがある場所でダンスの伴奏などに使われていたという。というのも、ドンキョーナとチュラは、15世紀ごろに流行のスタイルであって、音響機器がいつでも手に入る昨今、すたれてしまってもいたしかたないかも。

古くそのむかし、同じ15世紀頃、ヨーロッパ各地では、ドンキョーナのような打弦楽器ではなく、太鼓を叩いて笛を吹くという形態の演奏が流行っていたそうだ。
ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ