2022年11月15日火曜日

クラヴィコード

クラヴィコードを弾く婦人

ヘラルト・ドウのクラヴィコードを弾く婦人
A Woman Playing a Clavichord

このイラストは、オランダの画家 ヘラルト・ドウ (Gerard Dou, Gerrit Dou 1613年-1675年) の作品を参考に IROMBOOK が描きました。

女性が演奏している楽器はクラヴィコード (Clavichord)
クラヴィコードは、鍵盤を介して弦に金属ハンマー(タンジェントと呼ばれる)をぶつけることで音を出す。1400年頃から1800年頃に使われていた古い楽器だが、復刻された楽器もある。さらに、電気仕掛けにしたクラヴィネットというのがあって、スティービーワンダーも使っている。



ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ