2021年3月2日火曜日

エチオピアの大きな低音ハープ

 ベゲンナ(ベガンナ)

アフリカ・エチオピアの竪琴 ベゲンナ(ベガンナ)

The Ethiopian begenna is a large harp normally used to accompany singing. it is tuned by wooden wedges. 

エチオピアのベゲンナ(ベガンナ)は、通常、歌に伴う竪琴。大きなボディに長い弦が張られていて低い音で演奏される。 チューニングは、木製のくさびによって張り具合を調整する。

In some cases the sound is made to buzz sound either by running the strings close to the skin or by placing a rattling object on the skin under the strings. 

弦を表面の皮に接近させることによってバズ音(びびり音)を出すようにする場合もある。



ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ