2018年10月30日火曜日

ドンソ ンゴニ donso ngoni

ドンソ ンゴニ / donso ngoni
ドンソ・ンゴニ
アフリカには「ン」で始まる言葉がある。日本人が発音する「ン」とは違うのかもしれないけれど、ちょっと 取っつきにくい名前ではある。ギターのような形状の「ンゴニ」という楽器もあるが、ここで紹介するのはハープのような形状の「ドンソ・ンゴニ」。
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The Donso Ngoni is African(Mali and Guinea) instrument."donso" means hunting.
The instrument has 6 strings (6course) in two parallel planes with pentatonic tuning.
ドンソ・ンゴニは、アフリカ(マリやギニア)の楽器。「ドンソ」とは狩猟を意味する。
この楽器はペンタトニック(5音階)で平行になった6本の弦(左右2本が組になっている)がはられている。
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狩猟という名前がついているのは、英雄的なハンターの神話についての壮大な物語を謳い上げる儀式で使用されているからのようだ。


ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ