2013年3月2日土曜日

楊琴 (ヤンチン)

中国の打弦楽器 楊琴(ヤンチン / Yangqin)
中国の楊琴(ヤンチン)
1980代初期、ハウス食品の即席ラーメンで「マダム ヤン(楊夫人)」というのがあった。
婦人ではなく夫人である、夫人とは中国ではいわゆる「奥様」のことのようだ。テレビCMでは別嬪さんの奥様が出てラーメンを紹介するってな具合。
ここで紹介する楽器は即席ラーメンとは関係ない。関係ないけれど、ちょっと思い出しただけ。

さて、楊琴は中国の打弦楽器。2本の細いスティックで弦を叩く。「楊」はヤナギの木のことなので、しなやかなスティックを指して楊琴の名になったのかもしれない。
むかしむかし、ペルシャ(イラン)あたりの楽器が東方に伝来し、中国の伝統楽器となったようである。
ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ