2017年10月31日火曜日

グルジア(ジョージア)のハープ : チャンギ

チャンギ Changi :Georgian traditional harp
チャンギ Changi
The Changi is a ancient Georgian traditional multi-string instrument.
チャンギはヨーロッパとアジアをまたぐあたりに位置するグルジア(ジョージア)の伝統的なハープ。
主に、グルジア北西部にあるスヴァネティ(Svaneti)という地域でスヴァン人が使っている。
グルジアには チュニリ(Chuniri)という弓奏弦楽器があり チャンギと一緒にアンサンブル演奏することもある。
ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ