2013年1月4日金曜日

アパッチ・フィドル

アメリカインディアンのフィドル
現在のアメリカ合衆国の南西部。アパッチ族の弦楽器。
ヨーロッパからの移民によって北アメリカに持ち込まれたフィドルが元になって、北米の原住民が模倣して作り上げたとか。現地に生えているアガベという植物の幹を楽器の胴体に使っていて、それぞれに個性的な模様が描きこまれている。

アパッチ・フィドルは、昔のヨーロッパのバイオリンの弾き方と同じ、胸に本体を押し当てて構える。弦は1本・・・または2本。


ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ