2013年9月1日日曜日

クアクレ

kokle is a Latvian plucked string musical instrument クアクレ
kokle
ラトビアという国はどこにあるのだろう。
ヨーロッパの東で北の方。どこにあるか詳しくは、地図か何かで調べてもらうとして、クアクレ(Kokle)はラトビアの楽器である。
フィンランドにはカンテレ、ロシアにはグスレがある。それぞれ、地理的には近い。
おそらく、これらの楽器は元が同じなんだろう。いろんな大きさがあり、弦の数も変化してきており楽器の形はそれぞれ。古い時代の伝統的な楽器は変則的な台形・・・翼の形をしている。
コクレは、音を出さない弦を左手の指で押さえてミュートする。右手はジャンジャカとかき鳴らす。そうだね、これを機械的な操作で演奏する近代的な楽器として・・・・オートハープがあるけど、クアクレはその原型なのかもしれない。


ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ