2013年8月16日金曜日

ヤージュ

南インドの古代ハープ : ヤージュ (Yazh)
ヤージュ (Yazh)
弓矢の弓から生まれたという弓型のハープ。Yazh は、古代インドの楽器。民間人の楽器ではなく、宮廷とか、そんな高貴な場所で使われたのだろうな。
いろいろな形があって、このイラストは Matsya Yazh。Matsya は、そのまま「魚」の意味だけど、ヒンズー教の神話では、途方もなくでかくなる魚で、大洪水を予言し人類を助けたとかいう。


ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ