2013年10月27日日曜日

亀のリラ

turtle lyra
亀のリラ
亀の甲羅を音響箱に使ったリラ。
この竪琴はギリシャ神話に登場するヘルメスが作ったのだという。

ヘルメスが川のほとりを歩いていると妙なる音がするので、近づいてみると亀の甲羅に筋がくっついて風になびいて心地よい音を奏でていた。
とか。
いやいや、ヘルメスは川で泳いでいた亀を食って、アポロンの牛を盗んで食ってしまい、残った亀の甲羅と牛の筋でリラを作ったのだ、とか。

甲羅には前足が出るとことに左右2つの穴があいているので、そのあたりに木の棒を突き刺してあるようだ。中は空洞なので音響箱に都合がいい。そして、適度な大きさで、堅くて壊れにくい。

もしもし カメよカメさんよ 世界のうちでお前ほど リラに適した者はない・・・・・。
ああ、亀よ、お前はリラになるために生まれてきたのか。


ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する(右のイラストには描いてないけど)。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。