2022年4月3日日曜日

ワニの琴

 チャケー chakhe


ワニを象ったチャケー chakhe
ワニのチャケー
チャケーは、タイやカンボジアの楽器。
横長のチター型の弦楽器で、弦は3本。
普及しているチャケーはワニを模倣しているものの、こんなにワニワニしていない。



サウンガウ saung gauk


ワニ形のサウンガウ saung gauk
ワニのサウンガウ
サウンガウはミャンマーの楽器。竹山道雄の小説では「ビルマの竪琴」というタイトル名で登場する。
普及しているサウンガウは、舟の様な形をしている。ワニの形は特別バージョンだ。
ちなみに このワニ、アジアのワニなので ガビアル(Gharial)という口が細長い種類を模倣しているのかな。



ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ