2020年10月27日火曜日

ヴァージナル virginals

The virginals was popular in Europe during the late Renaissance and early baroque periods.

ヴァージナルは、ルネサンス後期からバロック初期にかけてヨーロッパで使われていた。

ヴァージナル virginals
ヴァージナル virginals

The mechanism of the virginals is identical to the harpsichord(Cembalo),
 in that its strings are plucked by plectrum mounted in jacks. 

ヴァージナルのメカニズムは、鍵盤と連携したジャックに取り付けられたピックによって弦が弾かれる。
これはハープシコード(チェンバロ)と同じ。

ハープシコードは奏者から見て前方に向かって(縦方向)に張られているため大型の楽器だが、ヴァージナルは横方向に貼られている。この方法によって箱型になっている。
箱型で小さいので家庭でも使われ愛用されていた。





ヴァージナル本体内にもう一つ小さなヴァージナルを組み込んだものもあり、 ダブルバージナル double virginal とか 母子バージナル mother and child virginal などと呼ばれている。
ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ