クラビネットを演奏するスティービー・ワンダー
見た目は電子キーボードだが電子楽器ではない。
クラビネットは、弦に金属片を打ち付けて音を出すクラビコードの基本構造を元にピックアップを取り付けてアンプにつなげるようにしたもの。
電子音ではなく、もともとは弦の振動なので「電気楽器」という分類になる。アコースティック・ギターをエレクトリック・ギターに発展させたのと同じ流れだ。
クラビネットは、構造上、短い音の響きになる。つまりスタッカート気味の音になる。このスタッカートが小気味良くリズミカルに演奏することが可能でありお大きな特徴となっている。さらに、アンプに繋がれるので、音量はもちろん音質も変化させることができる。
アメリカの歌手でキーボード奏者のスティービー・ワンダーは、ピアノや数々の電子キーボードを演奏するが、クラビネットも愛奏楽器のひとつである。スタッカート気味の音を活かしたリフは楽曲に高揚感を与える。
Clavinet は ホーナー社 (Hohner Musikinstrumente) の商品名