2013年11月22日金曜日

スウェディッシュ ヒュンメル

スウェディッシュ ヒュンメル Swedish hummel
スウェディッシュ ヒュンメル 
Swedish hummel
ヨーロッパの北部には木の箱に弦を張った楽器。膝の上や卓上に載せて演奏する。いわゆるチター属として分類される弦楽器がたくさんある。
地域ごとにそれぞれ名前は違うがルーツは同じと考えてよいだろう。

スウェディッシュ・ ヒュンメルというのはスウェーデンのヒュンメルという意味。この hummel というのは「マルハナバチ」という、ちっちゃな蜂(はち)のことのようだ。共鳴弦の響く音がマルハナバチの羽音に似ているからこの名が付いたというのをどこかで読んだのだけれど・・・あらためてどこの文書だったか探したけれど分からなかった。
まあ、私の記憶が正しいとしておいてください。

ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ