2022年8月1日月曜日

チター属の弦楽器・ハープ属の弦楽器

chordophone
string instruments

zither-family

弦楽器 zither family
ツィターの仲間
弦が共鳴BOXの表面板に対して (ほぼ)平行に張られている。
弦が1本だけのものもあるが、一般的に複数の音階を鳴らすために、その数に応じて複数の弦が張られている。弦の長さを変えるためのフレットを備えているものもある。


harp-family

harp family
ハープの仲間
弦が本体から離れるように伸びている。そのため両側から(左右両手で)弦をはじくことができる。
一般的に弦の長さを変えて音高を変化させる構造になっていないが、新しい楽器では、演奏の途中でも弦の張り強さを変化させて複雑な音階を出せるようにしたものもある。




ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ