2022年7月6日水曜日

ラトビアの弦楽器

クアクレ kokle

クアクレ kokle


ヨーロッパでは多種多様のチターの仲間が存在する。
北欧バルト三国のひとつ ラトビア共和国 にはクアクレという弦楽器がある。
ラトビア人が大切にしてきた伝統的な音楽を伝える楽器で、人が亡くなった時に森から木を伐り出して製作し、その魂と対話するために奏でられたとも伝えられている。

Kokle is a Latvian plucked string instrument

音を出さない弦を指で触れて(ミュートして)、全体をかき鳴らす演奏方法もある。

Kokle is a Latvian plucked string instrument belonging to the Baltic zither family known as the Baltic psaltery along with Lithuanian kanklės, Estonian kannel, Finnish kantele, and Russian gusli.
クアクレ(Kokle)は、
ラトビアの撥弦楽器。バルト海のツィターの仲間。リトアニアのカンクレス、エストニアのカンネル、フィンランドのカンテレ、ロシアのグースリとともにバルト海のツィターとして知られている。
(以上は wikipedia を参照した)


ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ