guitaro |
作曲家のキダタロー/ワープロソフトの一太郎/水木しげるの鬼太郎・・・こんなキャラクターを思い出させる・・・・。
けっしてこれらのキャラクタがよくないわけがないし、最強のブランドではある、のだけれども、世界的に新しい楽器を売り込もうとする時には、「カニ道楽やらアホの坂田」「古きよき時代のワープロ」「ゲゲゲ・・・妖怪」これらを思い起こす商品名は今ひとつおもしろくない・・・我が日本では。
ギターロなら、なんかしらイタリア・スペインあたりのラテン系とでも言うんですか、よくは分からないけれど、そんな感覚でアカヌケた感じがしないでもない。
「ギタローではなく、ギターロ」とのカタカナ表記にしておきたいと個人的な願望。
この楽器は、オートハープの改良版である。1960年代にアメリカの楽器メーカーが売りだした。オートハープと仕組みは同じだけれど、少し大きくて、弦をはじく位置がギターなどの弦楽器と同じ位置。オートハープのように腕をクロスさせない。
イラストは当時、アコースティックギターを極めた方ならご存知のカーターファミリー・・・その娘さんを起用して売り込んだようで、そのパンフレットの白黒写真をカラー板に描き写さえていただいた。べっぴんさんです。
しかしまあ、あまり販売成績はよくなかったよう。従来のオートハープもどうなんでしょう、あまり見かけない楽器になってしまったけれども。
町内会で結成したアコースティックのバンドがあったりして「あたしも参加したいの ギターなんか弾けないけれど」「じゃあ オートハープはどう?」てな具合で、すぐに仲間に入ることができる楽器だったし・・・今でも、そう、私は大好きな楽器、オートハープでもギタローでも。
「あーん 音が狂ってるし これって合わせるのが難しいの」「ああそだね、チューニングは僕がやってあげるよ」「音を合わせるの チューニングって言うの? 」「ああ、ちょと時間がかかるけど いっしょに合わせ方を教えてあげるよ」「うん ありがとう」・・・てな、恋愛発展コミュニケーションがあったりしてね。
あははは、若いっていいね。