木の箱に弦を張ってあるのがチターの仲間。ギターやマンドリンのような棹(ネック)はない。フレットが付いている楽器と付いていない楽器があるが、ここに紹介しているチターの仲間はフレットが付いている。
スウェーデン・オランダのホンメル。デンマークのフムレ。ノルウェイのランゲレイク。ドイツのシャイトホルト。ハンガリーのツィテラなど。この類の弦楽器は北欧に多いようだ。
形や弦の数は様々で国や地域によって固定されたデザインがあるわけではない。チューニングペグで調弦したり、別途ハンドルを使って調弦するものもあるが、これとて時代やデザインのセンスによって異なるのであって、地域差による違いではない。
現在のチターはドイツやオーストリアで完成されたもので、標準的な形となってコンサートチターとして存在する。
zither は 「チター」か「ツィター」かって?
さあ、どうなんだろう。どっちでもいいのだけれど、「バイオリン/ヴァイオリン」「チテラ/ツィテラ」・・・・なんか統一性がないね。私は適当に思いつきで表記してしまってる(陳謝)。