2010年10月14日木曜日

アドゥング

アドゥング
アドゥングはアフリカのハープ。ウガンダでよく演奏されている楽器。
弦は9本のものが多いけど、10本以上のものもある。大きさは様々でベースにあたる大きなアドゥングは楽器そのものに腰掛けて演奏する。
表面の皮の部分は太鼓代わりにもなるので、ひとつの楽器を弦楽器として、また打楽器として二人で演奏することもあるようだ。

この形のハープは世界各地にあるけれども、ビルマの竪琴といわれているサウンガウもこの形。
サウンガウはしとやかに演奏されるけどアドゥングはリズミカルでにぎやかだ。アドゥングの演奏は唄とかダンスとかが一緒に組みになってる。
ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ