2020年1月9日木曜日

瑟(しつ、Se)

The se (瑟) is an ancient Chinese string instrument (plucked long-zither).
瑟(しつ、Se)/中国の弦楽器

瑟(しつ、Se)は、中国の弦楽器。どっしりとした長い胴に可動式の柱(ブリッジ)を配置している。

瑟の歴史はとても古く、弦の数は定まっていなかった。また「礼記(らいき)」というの古い書物には大瑟、小瑟という記述があり、複数の種類が存在していたようだ。
50本ほどの弦を持つものもあったようだが、現在では25本弦が多く採用されている。

同じく中国には古筝(こそう、Guzheng)という楽器があり、さらに日本には箏(そう、こと)があるが、これらは瑟を小型・単純にしたものと考えていいだろう。


ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ