2014年1月9日木曜日

ステッセル リュート

ステッセル リュート / Stössel Laute / Stoessel lute
ステッセル リュート Stössel Laute
チター属なのかリュート属なのか微妙である。
ネックのように見えるのはネックではなく共鳴胴の延長上にフレットが打たれているとして、この楽器はチター属であるとした。

昔むかしのドイツ生まれの楽器だという。演奏スタイルは、ギターと同じような構え方ではあるけれども。フレットを押さえる左手は楽器の頂上部分を掴むようにして弦を押さえる。
イラストでは、フレットなしの13本の長い弦が張られていて、これは、ベース(根音)を鳴らしながら演奏できるタイプで「ステッセル・ベース・リュート」と名前がついている。
ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ