ページ

2014年6月2日月曜日

バー・チター

東南アジアのバーチター
バー チター
カンボジアのアンコールワットにはバーチターを演奏する人の彫刻がある。遠い昔、狩猟の弓矢の弓から生まれたと云われる弦楽器。最初は弓そのものを楽器にしたのだろう。そして、棒に弦を張り、ヒョウタンなどの共鳴器を取り付けて、音を出す専用の器物となり得たのではないか。

東南アジアにはこのような楽器(総称してバー・チター)がある。
タイのピンピア、ベトナムのブロなど。
そしてインドネシアのスラウェシ島にも同様のバー・チターがある。この楽器は海洋を航海することに長けた人たちがインド洋を船で渡り、遥かマダガスカル島にまで持ち込んだという。マダガスカル島にはスラウェシ島とほぼ同じ形状のバー・チターがある。