サントゥール(ペルシャ) persian santur 西アジアでは古くから高い文明・文化によって完成された楽器が作られ演奏されていた。 サントゥールは、複数の弦を共鳴箱に張り巡らせて、スティックで打って音を出す。 弦を打って音を出すといえば現在ではピアノがあるが、最初に音程が出る打弦楽器として完成されたのはペルシャのサントゥールだろう。 下記に紹介している各地域の楽器は、西アジアから伝わり、それぞれ独自の文化に合うよう改良されたもの。日本にも中国経由で伝わり「夜雨琴」という名が付いている。 |
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サントゥール(インド) indian santoor インドのサントゥール。ペルシャのサントゥールと同じく台形の共鳴箱だが、分厚く作られている。 | |||
ハックブレット Hackbrett ドイツあたりで使われている打弦楽器。 演奏する格好からかドイツ人は、この楽器に調理器具の名前をつけた。Hackbrettは、もともと楽器の名称ではなく「まな板」のことだ。 |
cimbalom(cimbál)
ハンガリーなど、東部のヨーロッパで使われいる打弦楽器。大型で4オクターブ以上の音域がありオーケストラでも使用される。
カタカナでツィンバロムと表記されることもある。
ハンマー・ダルシマー hammered dulcimer dulcimerは、英語圏での打弦楽器の総称。 アメリカ合衆国で生まれた「弦をはじく楽器」としてダルシマーと呼ばれる楽器があり、区別をするためにハンマー・ダルシマーと呼ぶ(hammered dulcimer なので正確にはハンマード・ダルシマー)。 | |
キム kim(khim) タイの打弦楽器。 |
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ヤンチン(揚琴) yang qin 中国の打弦楽器で洋琴とも書く。 日本にも伝わり、江戸時代には演奏されていたらしく、その名は夜雨琴(やうきん)という情緒的な文字で書かれた。中国語の発音を当て字にしたのだろう。 |