エチオピアのベゲナ |
エチオピアの民族楽器との表現があるが、一般民衆の楽器というより、上流の人々の高貴な楽器のようだ。
分類では総称してハープとして扱われるが、オーケストラなどで使うグランドハープとは少し形状は異なる。ベゲナの形はリラだろう。
リラは、共鳴胴本体と平行に弦が配置されていて、2本の柱の頂上にある横木に弦が取り付けられている。
リラ形のハープは、古代より西アジアやエジプトに多くみられるが、エチオピアのベゲナはでっかい。
でっかいので弦が長く、皮張りの共鳴胴も大きいので低音が鳴り響く。
唄の伴奏として使われるが、低音のアルペジオで歌う楽曲は特別な趣がある。
ベガンナとも。