2014年4月1日火曜日

ヤトガ

モンゴルのヤトガ Yatga
ヤトガ
モンゴルの箏(そう/こと)。
長い木の共鳴胴に複数の弦を張った弦楽器は、東アジアで見られる。

弦の長さを調節するのに、個々に移動できるブリッジ(日本では柱「じ」という)がある。このブリッジを堺にして、右手で弦をはじき、左手で弦に圧力を加えて音程を変えるという独特の奏法・・・これは、日本の箏でもお馴染みだ。

ヤトガは21本弦が普及しており、小さめの13弦もある。


ハープ属の形

ハープ属の形をよくよく見ると、基本的に「L字形」をしていて、演奏する姿勢によって方向が変わっていることがわかる。
右の図は同じイラストをコピーして右へ左へクルクル回したものだ。

箜篌
箜篌は音響ボディを抱えて弾く。弦は音響ボディから下方向に向かって張られる。

サウン・ガウ
例えばサウンガウは、音響ボディが底面にある。保管する場合には安定した形だね。比較的小さなハープにこの形が多い。アフリカのハープにも、この形があったりするね。

サウン・ガウ
サウン・ガウ

西洋のハープ
グランドハープやイタリア、スペインなどでアルパと呼ばれている西洋のハープは音響ボディを抱えて弾くが、箜篌と比べると上下が逆だ。弦は音響ボディから上方向に向かって張られる。逆三角形で重心が高いので倒れなかちょっと不安。

現在のいわゆるハープにはもう一本支柱が存在する。弦を強く張るほうがいい音がでるので、だんだんと強い弦が開発され、その張力に楽器本体が耐えられるようにしたんだろうね。

アルパ
アルパ